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書籍情報
タイトル:人間関係がスーッとラクになる心の地雷を踏まないコツ・踏んだときのコツ
著者:根本裕幸
出版社:日本実業出版社
ページ数:200P
発売日:2016年9月
どんな人におすすめか
人と上手くコミュニケーションが取りたい人
良い人間関係を築きたい人
つい余計な一言を発する人
上司や同僚との付き合い方に悩んでいる人
書評
具体的な事例が26もある
本作は全5章の構成です。
具体的な事例が紹介されており、「なぜ相手が怒ってしまったのか」その理由を心理学を用いて分析し解説してます。
その事例の数は26もあり盛り沢山です。
この中で同じような経験をしたことがある人もいるかもしれません。
人付き合いのコツ、コミュニケーションをとる上で押さえておきたいポイントやトラブルの対処法、心の持ち方について丁寧に解説してます。
こんなことをしていませんか?
自慢話が多い
命令口調
一言多い
無意識に自分でこのような態度をとっていませんか?
相手を怒らせてしまったり、不機嫌にさせてしまいやすい人にやってしまいがちな態度や癖が紹介されてます。
もし自分で思い当たる節があれば気を付けたいポイントです。
地雷を踏んだ後が大事
どんなに気を付けてコミュニケーションを取っても相手を怒らせてしまうこともあるでしょう。
人それぞれ感じ方や受け取り方は違うので全員にうまくいくとは限りません。
そのような時にどう対処していくのか。
心の持ち方などの解説があるので落ち込みやすい人や失敗を引きずる人は必見です。
相手別コミュニケーショントレーニングがある
上司・先輩/お局様/後輩/同僚/取引先の5パターンに分かれてます。
「押さえておきたい特徴」「気を付けたいポイント」「地雷を踏まないトレーニング」を解説。
会社員向けではありますが似たような立場の人など応用出来そうなのが良いですね。
例えば同僚をママ友に置き換えてみたりしても良さそうです。
心に残った文章
いわゆる「あるがままの自分を認める、受け入れる」ということ、すなわち、自分自身がよい状態でも悪い状態でも、うまくいってもいかなくても、そのままの自分を肯定してあげることです。でも、これは自分を否定しないで肯定する、ということをいうのであって「ミスをしても反省しない、謝らない」という態度ではありません。
謝罪すべきは謝罪し、反省して直すところは直すのだけど、そのミスや欠点を攻撃しない、ということなんですね。だから、簡単なように見えて難しいのです。
「人間関係がスーッとラクになる心の地雷を踏まないコツ・踏んだときのコツ」P145~146より引用
私は落ち込みやすい上に失敗を引きずってしまいやすいです。
この文章を読んで「いつまでも自分のミスを責めない」ことの大切さに気付かされました。
失敗しても「次は気を付けよう!」「たまには失敗もあるよ」と切り替えが大事ですね。
自己肯定感を高めることで傷つきにくくなるということです。
自己肯定感を高めるエクササイズも気軽に行えるのでこれからやってみたいと思います。
まとめ
人付き合いでのコミュニケーション術がギュッと詰め込まれた1冊です。
心理学を用いた解説でとてもわかりやすいのが良いですね。
皆さんも人付き合いで困ったことがあれば何かヒントが書いているかもしれません。
ぜひ読んでみてください。
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