ホロスコープを出してみると天体や感受点がある一定の角度を取っていますね。
これをアスペクトと呼び角度の種類ごとにそれぞれ意味があります。
アスペクトが働くことで結びついている天体同士に影響して様々な作用が表れます。
そのアスペクトが全くない天体の場合どういう意味があるのでしょうか。

今回は以下のようにまとめました。
ポイント
- ホロスコープのノーアスペクト天体とは?
- ホロスコープの10天体それぞれのノーアスペクト状態の意味は?

Contents
ホロスコープのノーアスペクト天体とは?
天体同士が結びついている一定の角度をアスペクトといいます。
アスペクトにはメジャーアスペクトとマイナーアスペクトがあり、メジャーアスペクトをとらない天体をノーアスペクト天体といいます。
ノーアスペクトの天体はその天体が持つ象意を過度に強調する場合と反対に不足していて発揮しない場合があります。
ポイント
メジャーアスペクト:0度、60度、90度、120度、180度
マイナーアスペクト:30度、45度、51.2度、72度、135度、144度、150度
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ホロスコープの各天体のノーアスペクト状態の意味
ノーアスペクトの月
自分の心や感情の変化について意識が向きにくい。
感情の起伏が激しかったり、共感性が低いことも。
月は母親を表すので母親との関係が薄い場合もあります。
ノーアスペクトの水星
水星は知性やコミュニケーション、情報、言葉などを表します。
ノーアスペクトの水星の場合、知性の働きが過剰になるか反対に過不足で上手く扱えないことがあります。
水星がどの天体ともアスペクトを取らないことは言葉や文章力などがとどまることを知らず無秩序に発揮されるのです。
そのため小説家やマスコミ関係など知性や情報、文章など水星を扱うような仕事が向いています。
ノーアスペクトの金星
金星は恋愛や趣味、楽しみ、感性、社交性、芸術などを表します。
ノーアスペクトの金星の場合、その人が持つ感性などがいつまでも若々しさがあります。
金星を示すような芸術や感性などが過度に強調されるので上手く仕事に活かすと良いでしょう。
例えば芸術家、音楽家などの職業が向いています。
ノーアスペクトの太陽
自分では人生の目的などについて見つけることが難しい傾向がある。
他者と良いアスペクトを取ることやトランジットの天体を利用して自分の太陽を活かすようにすると良いでしょう。
ノーアスペクトの火星
エネルギーが他の天体に向けられず、自分の情熱や行動力などの使い方がわからない。
その為過度に攻撃的になる場合や、抑圧して外部の人々や環境から事故やトラブルなど引き起こされることがあります。
適度に運動をしたりすることで火星を発揮しましょう。
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ノーアスペクトの木星
善意や寛容性が極端に強調される。
木星が示す宗教、慈善活動などに熱心になることもあります。
ノーアスペクトの土星
長期的な努力の方向性を築くのが苦手だったりする傾向があり場当たり的な生き方になりやすい。
ノーアスペクトの天王星
人との距離感の取り方が極端に表れる。
天王星が示すように個性的で独立心が強いので会社に属するよりフリーで活躍する方が向いている。
ノーアスペクトの海王星、冥王星
海王星や冥王星は何十年以上も長くセクスタイル(60度)の角度を取っているのでノーアスペクトの方は少ないでしょう。
ノーアスペクトの海王星、冥王星は意識化されにくくスピリチュアルな分野で発揮されることも。
ホロスコープにおけるノーアスペクト天体:まとめ
ノーアスペクト天体とは言ってもマイナーアスペクトがあり完全にノーアスペクトとは言い切れないこともあるでしょう。
また、トランジット天体や他者との相性次第でアスペクトを取り自分の天体を活かすことも出来ます。